自閉症で障害基礎年金1級の受給決定

相談者

傷病名:自閉症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
支給額:約97万円

相談時の相談者の状況

 平成29年11月、お母様が息子さんが間もなく20歳になられるので障害年金の受給をしたいので手続きの代行を依頼したとのことでした。
 発語は遅く、小学校、中学校は特別支援学級で、高校は特別支援学校に在籍。
 高校卒業後、就労はできないため、生活介護の作業所に通所中。
 多動で自宅での生活が困難なためグループホームで過ごしている。
 何とか、「1級」の認定を受けたいとのことでした。

相談から請求までのサポートと専門家の見解

 療育手帳は「A」であるが、自閉症を主にしたほうが、「1級」の可能性は高いと判断し出生から現在までの「自閉症に関するトピックス」をお母様から詳細にヒアリングして病歴・就労状況等申立書に記載した。更に別紙で「自閉症に関するトピックス」をまとめて記載し、資料として年金事務所に提出した。
 こども療育センターから受診状況等証明書(初診日の証明用)を取り寄せて、診断書作成のための参考資料を作成し、受診の際に同席し、直接、医師に説明を行った。

結果

 結果、平成30年7月、障害基礎年金1級が決定し、
 974,125円(年額)を受給することができ、お母様に大変喜んでいただいた。

この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治