弁膜症で障害厚生年金3級の受給決定

相談者

傷病名:弁膜症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給額:約360万円(遡及5年分を含む)

相談時の相談者の状況

 娘さんに付き添われて相談に来られました。
 ご本人(50代、男性)の症状は次のようなものでした。
約8年前から動悸、息切れが酷くなり、治療を受けてきたが、先月人工弁の手術を受けた。場合によっては、障害年金の受給が可能であると聞き、相談に来た。
 ご本人としては、遡及の請求が可能であれば、手続きの代行を依頼したいとのことでした。

相談から請求までのサポートと専門家の見解

 ヒアリングしたところ、人工血管の手術を初診日から1年6ヶ月前受けていることが判明したため、遡及の請求が可能であると確信しました。
遡及(障害認定日の請求)を認める内容の診断書を作成してもらえるよう、医師への参考資料を作成し、それをもとに人工血管の手術の施行日、自覚症状等を記載してもらうように依頼しました。
 また、病歴・就労状況等申立書には、会社での勤務配慮の内容を記載するためにご本人から就労状況について詳細な記述に努めた。

結果

 結果、障害厚生年金3級が決定し、約59万円(5年間の遡及分として約300万円)を受給することができました。

この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治