関節リウマチで障害基礎年2級の受給決定

相談者

傷病名:関節リウマチ

決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級

支給額:約100万円(子加算:224,500円)

相談時の相談者の状況

 知人の紹介で、ご本人(50歳代、女性)が相談にいらっしゃいました。

 遡ること約24年前、次男の出産前から手指痛がおこり、指が腫れて、曲がりにくくなり、曲げると痛みを覚えるようになったそうです。やがて、左手指痛から両手指痛、両足痛と痛みが徐々に広がり、慢性多発性関節リウマチと診断されました。

 その後、両手関節痛に加え、両足首の関節痛が酷くなり、一人で立ったり、歩いたりすることが、できなくなりました。左足の関節機能が全廃したためです。その当時、身体障害者手帳2級に該当して短下肢装具を作ってもらい、杖を使うことができるようになりました。しかし、長時間立ったままでいることが出来ず、買い物等は、家族の協力なしでは、無理でした。家にいるときは、ほとんど横になってベッドに寝た切りの状態ということでした。本来は労務不能だが、生活のため立位保持で就労されているとのことでした。

 細かな手作業は無理、歩行も困難という状態で将来に不安を覚え、障害年金の請求を知人から勧められたが、自分ではできないので代行を依頼できないかとのことでした。

相談から請求までのサポートと専門家の見解

 初診の医療機関に問い合わせたところ、カルテがあり受信状況等証明書を取得できました。

 現在の日常生活の状況について、ご本人様から聴取した内容を記載して参考資料を作成し、通院されている病院に診断書の作成を依頼しました。加えて、発病から現在までの病歴、治療の経過、就労状況、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成にも取り組みました。

結果

 結果、障害基礎年金2級の認定がおりました。

 受給できた年金額は、約100円(子加算:224,500円)です。

この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治