二分脊維で障害基礎年2級の決定

相談者

傷病名:二分脊維

決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級

支給額:約77万円

相談時の相談者の状況

 平成30年8月、ご本人(20歳、男性)のご両親に付き添われていらっしゃいました。出生時に髄膜瘤と診断され、その手術で脊髄が傷つき、以後、種々の障害(歩行、排便、排尿)が生じ、自力での歩行が不能で就労もできない状態であるため、障害年金の請求を行いたいが自分たちではできないので手続きの代行を依頼したいとのことでした。

相談から請求までのサポートと専門家の見解

 出生時の医療機関で受診状況等証明書の作成を依頼したところ、当然のことながらカルテは廃棄されていたため、分娩台帳より記載してもらいました。

 小児科での受診がほとんどで整形外科の受診履歴はなかったが、自宅近くの整形外科で診断書を作成してもらえるとのことだったので、「日常生活における動作の障害の程度の判定に参考となる資料」をご両親に手渡し、それを持って整形外科の医師に診断書の作成を依頼して頂いた。

 同時に発病から現在までの治療の経過、日常生活の状況(不自由な状況)をご両親から事細かに聴取して病歴・就労状況等を作成した。

結果

平成31年2月、障害基礎年金2級が決定した。

この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治