脳梗塞で障害基礎年金2級に該当した例
相談者
傷病名:脳梗塞
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給額:約78万円
相談に来られた状況
娘さんに付き添われてご相談にいらっしゃいました。
通勤途中に体に違和感が覚え、救急車で病院に搬送されたところ、脳梗塞という診断を受けたとのことです。幸い早期の受診だったため薬剤治療で済みましたが、左半身に運動麻痺が出ました。その後、リハビリで快方に向かったとのことでしたが、折悪く穿孔性腹膜炎の発生が重なり、リハビリが頓挫してしまったとのことです。
現在は筋肉の減退が激しく、支えがないと左腕の肩が外れる状態であり、左下肢も引きずる感じで杖がないと歩行が困難な状態でした。仕事もできず、何度も年金事務所に通うことにも無理があるので、弊所に請求を依頼されたとのことでした
相談から請求までのサポートと専門家の見解
脳梗塞の状態を細かくお聞きしました。また、脳梗塞以外の穿孔性腹膜炎についても障害年金の受給につなげれるよう、様々な方面から検討を加えました。
本人様の意向と専門家の知見をすり合わせ、納得いく形の提出方法について何度も話し合いました。
認定日請求として穿孔性腹膜炎の診断書を1枚、事後重症として脳梗塞の診断書を1枚をそれぞれ主治医の先生にお書きいただき、それらを入念にチェックしました。
病歴・就労状況等申立書についてもそれぞれの傷病名で用意し、脳梗塞のリハビリが穿孔性腹膜炎の発生によりできなくなり、悪化していった過程を細かくまとめて提出しました。
結果
障害基礎年金2級が決定し約78万円を受給することができました。
この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治