間質性肺炎で障害基礎年金2級の受給決定

相談者

傷病名:慢性呼吸不全
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給額:約98万円

相談時の相談者の状況

 ご本人(50歳代、女性)が娘さんと一緒に来所されました。
平成18年頃悪性リンパ腫を発症したため、平成25年から地元で療養のため福岡に戻り、治療を続けていたところ、骨髄移植後に移植の副作用として間質性肺炎を発症し、徐々に呼吸が苦しくなってきたそうです。
 在宅酸素療法を近々行う予定で、就労不能の状態が続き、高校生の娘と暮らしているため経済的に困窮していので、障害年金の請求手続きを依頼したいとのことでした。

相談から請求までのサポートと専門家の見解

 委任状をとってから保険料の納付要件がクリアできているかを確認後、県外の病院へ受診状況等証明書(初診日の証明用)を取得。障害認定日時は障害の程度は軽かったので、事後重症の請求を行うことにしました。
本人の同意を得てから早速、医師が適正に診断書を作成できるように参考資料を作成しにとりかかり、診断書とともに病院に持参して診断書の作成を医師に依頼 しました。
 併せて、発病から現在までの治療の経過(入院期間、医師からの指示されている事項、処方薬の名称)、自覚症状の程度、就労状況、日常生活の状況(周囲の援助の内容等)を詳しく聴取し、病歴・就労状況等申立書を丹念に仕上げました。

結果

 結果、事後重症による呼吸器疾患の障害で障害基礎年金2級の認定を受けることができました。年金額は、子加算を含めて約98万円です。

この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治