産後うつ病で障害厚生年金3級を受給していたが額改定請求で2級を受給
相談者
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害厚生金2級
支給額:約116万円
相談時の相談者の状況
入院中にお電話をいただきました。外出許可をもらって、お母様と一緒に無料相談会にお越しになりました。
お子様を出産され、子育てに対する不安から不眠、不食となり、恐怖感から希死念慮を抱くようになったそうです。障害厚生年金3級を受給していましたが、症状が悪化し短期間に2度の入院があったため、額改定のご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポートと専門家の見解
ご本人はご実家で療養され、お子様と離れて暮らしていましたが、保育園のお迎えを手伝うようになってから、精神的なストレスにより歩きまわり、座れなくなってしまう発作が起きたそうです。
希死念慮も強くなっており、認定された時よりも症状が重くなっていることから、現在は障害厚生年金2級相当であると判断しました。
①ご本人の日常生活の様子や、不自由と感じていることを詳しくお聞きし、3級認定だった頃よりも症状が重くなっていることを、自己申告書をまとめました。
②上記の自己申告書を添えて、主治医に診断書の作成を依頼しました。
③過去1年間の受診状況や入院に至った経緯、入院中の様子などをお聞きし、時系列にまとめてご参考に病歴・就労状況等申立書を作成し、参考資料として額改定請求書に添付して提出しました。
結果
上記の取り組みにより、障害厚生年金3級で約58万円を受給されてましたが、2級への
額改定が認められ、約116万円の障害年金を受給することができました。
本人はもちろん、ご本人を心配されているご両親もほっとされたご様子でした。
この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治