大動脈解離で障害厚生年金3級の受給決定
相談者
傷病名:大動脈解離
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給額:約400万円(5年遡及分を含む)
相談時の相談者の状況
ご本人(40歳代後半、男性)の奥様とファミレスで面談を行いました。
ご主人の病歴は次の通りです。
「夜中に発作が発生し救急車で病院へ搬送。急性大動脈解離、大動脈弁逆流症、大動脈弁輪拡張症との診断。緊急手術(大動脈弁置換術・大動脈貴部再建術・弓部大動脈人工血管置換術)を施行し、約1か月入院。通院して、検査と診察。再度、入院し、人工血管を入れる手術を。術後、事務程度のデスクワークは可能だが、労作時の動悸、息切れの症状が強く、日常生活に制限される状態。」
障害年金の請求を行いたいが、自力では不可能なので、請求の代行をお願いできないかとのことでした。
相談から請求までのサポートと専門家の見解
ヒアリングしたところでは、人工血管の装着が初診日から1年6ヶ月以内にされているので、人工血管の装着日が障害認定日となる。このため、人工血管を装着した医療機関に障害認定日の診断書の作成を依頼した。併せて参考資料を添付して現在通院されている病院に診断書の作成を依頼した。加えて、発病から現在までの病歴、治療の経過、就労状況、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成に取り組んだ。
結果
結果、障害厚生年金3級の受給が決定した。
年金額は、5年遡及分を含め、約340万円の受給が認定されている。
この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治