交通事故に遭い、高次脳機能障害で障害厚生年金2級を受給した事例
相談者
相談者:男性(30代)
傷病名:高次脳機能障害
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給額:約130万円
相談時の相談者の状況
深夜帰宅中ひき逃げに遭い、病院に救急搬送されました。脳挫傷、後頭部挫傷、両肘部挫傷、腰部打撲、両膝部挫傷、左前腕部挫傷等の症状がみられ、手術後入院することに。
やがて歩行器での行動ができるようになったものの、記憶力低下、注意散漫、情緒不安定といった障害が残り、高次脳機能障害と診断されました。リハビリの継続により杖なしでの歩行が可能となったが、日常生活を不自由なく過ごすことができないストレスで、うつ病と診断されました。
相談時は月3回の通院治療を行っていました。
相談から申請までのサポート
第三者行為による障害であって、第三者からの保険金受領が終わっており、申請の準備に取り掛かりました。
四肢の障害の診断書も検討したが、整形外科の先生からはリハビリ後、四肢に特に問題はないとのことで、精神の診断書だけでの申請としました。
診断書作成依頼にあたり、ご本人の日常生活の状態を詳しくヒアリングし、自己申告書をまとめ、その自己申告書を添え主治医に診断書の作成の依頼をしました。
発病から現在までの会社を退職した経緯、病状や生活全般をお聞きし、時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成しました。
結果
障害厚生年金2級の受給が決定し、約130万円の受給が決定しました。
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この記事の最終更新日 2020年12月1日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治