大動脈弁狭窄症で障害厚生年金3級の受給決定
相談者
傷病名:大動脈弁狭窄症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給額:約120万円
相談時の相談者の状況
ご本人(62歳、男性)から電話により障害年金の手続きの依頼を頂き、必要な書類(委任状、契約書等)を郵送し、返送して頂くかたちで手続きに入りました。
病状は次の通りです。
「約8年前から息切れと胸の痛みを感じ、大学病院を受診したところ、大動脈弁狭窄症と診断された。経過観察をしていたところ、人工弁の手術を実施。」
定年退職後、嘱託再雇用となり賃金が減額されているので、障害年金の受給をしたいとのことでした。
相談から請求までのサポートと専門家の見解
先ず、本人の委任状を持って、初診の医療機関に出向き、受診状況等証明書の作成を依頼した。
受領後、保険料納付要件が充足されていることを確認。現在、通院中の病院に循環器疾患の障害用の診断書の用紙と参考資料を提出して診断書の作成を依頼した。
因みに人工弁装着はほぼ確実に障害等級3級が確定される。
併せて発病から現在までの治療の経過、自覚症状の程度、日常生活の状況、就労状況を詳細にヒアリングして病歴・就労状況等申立書を作成に取り組んだ。
結果
事後重症で障害厚生年金3級が決定した。
年金額は、112万円程度となり、障害者特例を加えた老齢厚生年金が多くなるため、老齢厚生年金を選択を示唆した。
この記事の最終更新日 2022年5月7日 文責: 社会保険労務士 藤原謙治